DSP広告を効果的に活用するためのメリット・デメリットとは?

DSP広告の導入を検討している方の中には、具体的にどのような効果が得られるのかわからず、導入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
DSP広告は広告主側の効果を最適化してくれるツールです。しかし、正しい使い方を知らずにいると、思うような結果が出ないケースも少なくありません。
そこでこの記事では、DSP広告のメリット・デメリットを整理し、DSP広告によって得られる効果を紹介していきます。

DSP広告のメリット

DSPは「Demand Side Platform」の略で、広告運用を最適化してくれる広告配信用のプラットフォームです。このDSPを通じて配信される広告のことを「DSP広告」といいます。

DSP広告には、大きくわけて3つのメリットがあります。

  1. 狙ったターゲット層に広告配信できる
  2. 詳細なターゲティングができる
  3. 広告運用の手間が省ける

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.狙ったターゲット層に広告配信できる

これまでのWeb広告は、広告を表示するメディアを選択することはできても、広告を見てほしいターゲット層に対して広告を表示させることはできませんでした。
しかし、DSP広告ではCookieによる情報をもとにユーザーをセグメントし、活用することで自社サービスのユーザーに近い人や狙っているターゲット層へ広告配信が可能です。
Cookieとはブラウザ上に保存されたユーザー情報で、主に以下のような項目があります。

  • 性別
  • 年齢
  • 地域
  • 興味関心
  • Webサイトでの閲覧、検索、行動履歴

DSP広告は「メディア」ではなく「人」に対して広告配信ができるため、費用を抑えながらもWeb広告の効果を最大限に発揮できるでしょう。

2.詳細なターゲティングができる

DSP広告は狙ったターゲット層に広告配信できるだけでなく、より詳細なターゲティングが行えることも大きなメリットです。
たとえば、以下のような条件でターゲットを絞り、広告配信することもできます。

  • 過去に問い合わせがあった人
  • 商品を購入してくれた人
  • 特定のページを閲覧してくれた人

それぞれのユーザーに合わせた広告を配信することで、広告を見たあとに取って欲しい行動への誘導がしやすくなります。
ターゲットを絞った広告配信はアドネットワークでも可能ですが、DSP広告はより詳細な条件設定が可能です。

3.広告運用の手間が省ける

アドネットワークやその他の広告配信サービスでは、入札単価の調整は手動で行わなければなりません。そのため、広告担当者のリソースを削って対応する必要がありました。
しかしDSP広告では、広告配信のための入札単価の調整や配信されるバナー広告の選定などをほぼ自動で行ってくれます。

つまり、広告配信のための工数削減と広告運用の最適化を同時に実現できるのです。
広告担当者は作業が減ってリソースが空くため、本来の業務に集中しやすくなります。空いたリソースで広告運用の結果を分析して改善のPDCAが回せるようになれば、さらに広告効果を高められるでしょう。

DSP広告のデメリット

狙ったターゲットに広告配信でき、運用の手間も省けるDSP広告にも、いくつかのデメリットが存在します。
DSP広告のデメリットは、以下の3つです。

  1. 広告の配信先がわからない
  2. 自社に適したDSP広告サービスを選ぶことが難しい
  3. 初期費用がかかる

それぞれ順番に解説していきます。

1.広告の配信先がわからない

DSP広告では、サービスによって広告の配信先が開示されないケースがあります。自社の広告がどのメディアに掲載されているかがわからないことは、広告主にとって大きなデメリットです。
なぜなら、広告の配信先が自社サービスや商品とまったく関連のないジャンルだったり、ブランドイメージを損なうメディアだったりする恐れがあるからです。
設定した条件のもとに広告が配信されているとはいえ、配信先をコントロールできない点はDSP広告のウイークポイントといえるでしょう。

2.自社に適したDSP広告サービスを選ぶことが難しい

DSP広告はさまざまな会社がサービスを提供しています。しかし、それぞれに特徴や機能が異なるため、自社の求めるニーズにマッチするサービスを探すのは容易ではありません。またサービスによって得意なジャンルが分かれていることから、複数のDSP広告を利用した方が良いのかと迷うこともあります。
しかし、複数のDSP広告を利用すると、自社の広告同士で入札しあう恐れがあるため、おすすめできません。

DSP広告の効果を最大限に発揮するためには、自社に適したサービスをひとつ選択して運用した方が良いでしょう。

3.初期費用がかかる

DSP広告は契約期間が数ヶ月から数年と設定されているケースが一般的です。そのため、希望するタイミングで解約ができず、不要な費用が発生する場合があります。
また導入にあたっては初期費用もかかるため、アドネットワークと比較すると、DSP広告のほうが費用はかかりやすいといえます。
アドネットワークの中には、DSP広告のような機能を持ち合わせているサービスもあります。予算の関係上、DSP広告の利用が難しい場合は、アドネットワークも選択肢のひとつに入れてみるのも良いかもしれません。

自社に適したDSP広告サービスを選ぶコツ

DSP広告の効果を最大限に発揮するには、自社に適したサービスを見つける必要があります。しかし、数あるサービスの中から最適なものを選択するのは容易ではありません。
ここでは、自社に適したDSP広告サービスを選ぶコツを紹介していきます。

広告の配信先が開示されているか

まずはDSP広告が提携しているSSPに、どのようなメディアが含まれているかをチェックしましょう。
SSPとは「Supply Side Platform」の略で、Webサイトを運営する側の広告収益を最大化するためのプラットフォームです。DSPはSSPと連携を取ることで、さまざまなメディアへの広告配信が可能となっています。

SSPの中に自社の広告配信先として不適切なメディアがある場合は、自社のブランドイメージを守るために利用を避けた方が安心でしょう。
中にはSSPを選定できるサービスもありますので、機能面もしっかり確認してみてください。

ブランドセーフティ機能があるか

SSPに含まれているメディアをチェックしていたとしても、広告配信先を完全にコントロールすることはできません。
不適切なメディアへの広告配信を防ぐために、ブランドセーフティ機能があるDSP広告を選択しましょう。
ブランドセーフティ機能は、自社のブランドイメージを損ねるメディアへの広告配信を防いでくれます。

まとめ

この記事では、DSP広告のメリット・デメリットや、自社に適したDSP広告を選ぶコツを紹介しました。
DSP広告は正しい使い方を知ることで、コストを抑えて大きな成果を出すことができます。DSP広告サービスの選択や運用にお悩みの際は、ぜひ専門家にご相談ください。