LP(ランディングページ)のコンバージョン率を改善するために、LPOツールの導入を検討している方もいるのではないでしょうか。LPO(Landing Page Optimization)とはランディングページ最適化の意味で、LPOツールとは、そのためのサポートを行うツールです。
ここではLPOツールの導入を検討している方へ、基本機能などツールの特徴とともにメリットやデメリットも紹介します。
LPOツールの基本機能
LPOはユーザーの途中離脱を防いだり、A/Bテストをしたり、コンバージョンにおける問題の発見~改善するためのLP改善策をさします。コンバージョンとは会員登録や見積もり依頼、商品の購入など、それぞれのLPに設定したゴールのことです。
LPを訪れたユーザーをコンバージョンへ結びつけるには、LPOによるページの改善が欠かせません。たとえば商品の機能性について知りたいユーザーに対して、価格のお得感のみをアピールしても、知りたい情報が得られないためユーザーはアクションを起こしにくいです。
LPOツールは、成果に結びつけるための施策を実現するツールです。LPOツールの基本機能として、3つの機能があげられます。
分析機能
多くのLPOツールが有している機能のひとつが、分析機能です。分析機能を活用することで流入してきたユーザーの行動が分かり、現状のLPの課題を洗い出せるため、ページのどこを修正するか具体的な改善策を決めることができます。
分析機能には利用するLPOツールによって傾向は異なります。アクセス分析の他にページ分析や傾向分析を採用している場合もあり、LPOツールを選ぶときは利用したい分析方法を定めてから選ぶことが重要です。
LPOツールの中には分析結果からどのような問題があるのか、仮説を立ててくれるツールもあります。閲覧ストレスや導線設計の見直しなど、具体的に指摘してほしい方は仮説つきの分析機能が採用されたLPOツールを選びましょう。
ターゲティング機能
ターゲティング機能も、多くのLPOツールに含まれています。ターゲティング機能とは、LPを訪問するユーザーごとに最適なページへ誘導してくれる機能のことです。LPのマッチングは各ユーザーの行動履歴や、検索キーワードなどを元に行われます。
LPOツールのターゲティング機能を活用することにより、購買に至っていない原因を抽出して、ユーザーごとに誘導するLPの最適化を狙えます。
A/Bテスト機能
LPOツールの基本機能として特に採用されていることが多いのが、A/Bテスト機能です。単独で採用されている他、レポート機能の一部として含まれていることもあります。
A/Bテスト機能とは、LPをAとBの2パターンを用意して成果の出るLPはどちらかテストするための機能です。コンバージョン率に下降が見られたり、CV数の増加が見込めなかったりした場合に利用されることが多く、分析結果はLPをブラッシュアップするために活用されます。
あらかじめ2パターンのLPを用意する場合もあれば、元のページをA、元のページに若干変更を加えたものをBとして相対的に成果を比較する場合もあります。
また、A/Bだけではなく複数のパターンを同時にテストするケースも多く、カラーやクリックボタンの文言などわずかな違いで分析することも可能です。
LPOはツールを導入すべき?メリットとデメリット!
サイト運営の改善において重視されるのが、SEOやFEO、LPOの3つです。サイトのコンバージョン率アップとして、SEOのみに力を入れておけば問題ないと考える方もいますが、適切とは言えません。SEO・FEO・LPOの3つはそれぞれ改善ポイントが異なるため、目的に応じて使い分ける必要があります。
- SEOは検索エンジンにおける上位表示を目指す施策。
- FEOはサイト内に設置した入力フォームの最適化を目的とした施策。
広告を利用しない場合は、SEOを行わなければLPへのアクセスは改善されにくいでしょう。また、FEOを行わなければ購買に至りにくくなります。
すべての施策を同時に実施することは難しいです。そのためLPOツールを利用して、重要性の高い施策を把握することができます。
この項目では、ページ改善を行うためにLPOツールを使用するメリットとデメリットを紹介します。
メリット.LPの改善・コスト削減
LPOツールを使用せずともページの改善はできますが、効果的にコンバージョン率を向上させるためにはツールによる正しい分析とユーザーの効果的な誘導も重要です。
LPOツールを導入するメリットとして、以下の2点があげられます。
- ユーザーに合わせてページを変更できる
- LPの製作費を抑えられる
LPOツールを活用すると、ユーザーの行動履歴などを分析して最適なLPへマッチングしてくれます。ユーザーそれぞれに訴求力の高いページを閲覧してもらうことで、商品購入や見積もり依頼などコンバージョンにつながりやすくなるでしょう。
また、LPOツールを使用するとページの改善するべき部分のみをピンポイントで変更できます。ページ丸ごと変更して差し替えると製作費が高くなりますが、一部の変更であれば高額にはなりません。
複数のLPを用意する場合も最初のページデザインを元に必要な変更を加える程度で済むため、工数や製作費を最小限に抑えられます。
デメリット.効果がないこともある
利便性の高いLPOツールですが、効果が出ない場合もあるというデメリットに注意しましょう。ユーザーの検索意図に合わせて最適なコンテンツを提供する仕組みとなっているため、あらかじめ想定した特定の検索キーワードでなければ効果が期待できません。
特定の検索キーワードとは、たとえば企業名などです。また、コンテンツ自体が少ないサイトもキーワード数が少なく、ニッチなターゲットに絞られることから、LPOツールによる効果が出にくい傾向にあります。
LPOツールのメリットを発揮されるためには、検索キーワードを多く含むサイトで活用することがポイントです。
「ポイント」LPOツールの選び方
LPOツールはさまざまなタイプが開発されているため、慎重に選ぶ必要があります。たとえば表面的な料金のみを重視してLPOツールを選ぶと、機能が少なく実質的にはコストパフォーマンスが悪くなる可能性も考えられます。
自社に最適なLPOツールを選ぶためのポイントは、大きく分けて以下の2点です。
目的に合った分析ができる
前述のとおり、LPOツールは分析機能ひとつとってもアクセスやページ、傾向と複数の種類があげられます。更にテスト機能が充実しているタイプもあれば、製作機能が充実しているLPOツールもあるため、目的に合ったものを選ぶことが重要です。
どのような分析に力を入れたいのか、分析以外にも重視したい機能は何かを整理したうえでLPOツールを選びましょう。中には無料トライアルが可能なLPOツールもあるため、気になるものは試してみることもおすすめです。
連携機能が搭載している
LPOツールの効果を最大限に活用する方法のひとつが、外部機能との連携です。Googleアナリティクスなど既に導入している外部機能と連携できれば、分析や仮説の精度を上げることができます。
気になるLPOツールの中で外部機能と連携できるものはあるか、事前に確認しておきましょう。DPM(企業情報データベース)やCDP(顧客データ基盤)など、データを集積したプラットフォームと連携できるLPOツールは、ターゲティング機能の精度向上にも活用できます。
まとめ
SEOだけではなく、コンバージョン率向上を狙うためにはLPOにも力を入れることが重要です。手動でもGoogleアナリティクスなどを使用することで分析や仮説立てはできますが、より精度の高い分析を行うためにはLPOツールの導入も検討しましょう。
LPOツールは外部機能と連携できるものもあるため、既存の機能を無駄にする心配もありません。従来の分析にLPOツールを加えることで、ユーザーごとに最適なLPへ案内でき、コンバージョン率向上につながります。