サイトを訪問した顧客が、商品の購入や問い合わせなどの行動を起こすには、LPの最適化が必要であり、これをLPOといいます。LPOを的確に行うには、ツールの導入が有効ですが、どのようなポイントを押さえてツールを選ぶと良いのでしょうか。
LPOツールを導入するメリット・デメリット
LPOツールの導入を検討する前に、ツールの導入によって得られるメリットやデメリットを知っておくことが重要です。それぞれの詳細を見てみましょう。
メリット
LPOツールは、現在運営しているLPの内容を外部から客観的に把握できます。このため、顧客の購買意欲や問い合わせを阻害する問題点を、外部からの目線で割り出せるようになります。
現状の問題点を分析し、的確に最適化できるよう提案してくれる点が、ツール導入の大きなメリットです。
また、ツールによっては導入するだけで、課題点の洗い出しを自動的に行ってくれます。そのためスピーディーな改善を期待できます。
デメリット
LPOツールは、全てのサイトで効果が期待できるとは限りません。
コンテンツが豊富なサイトでは、大きな効果が期待できます。その反面、コンテンツが少なかったり特定の検索ワードでしかヒットしなかったりするサイトでは、効果があまり得られないとされています。
これらのサイトでは、LPOツールの導入よりもSEO対策を行うのが有効です。
また、ツールの特徴と企業の方針の相性によっても、向き・不向きがあります。LPOツールに適しているといわれるのが、ECサイト、不動産やグルメ情報の検索サイト、資料請求や無料見積もりを促進するためのサイトなどです。
サイトとLPOツールの目的が合っていないと、効果が見込めなくなるうえにコストもかかってしまいます。導入するツールは、慎重に選ぶようにしましょう。
LPOツールを比較する際の3つのポイント
自社のサイトに合ったLPOツールを見つけるには、複数のツールを比較することが大切です。比較する際には、次にあげる3つのポイントをチェックしましょう。
1.必要な機能が備わっているか
ひとくちにLPOツールといっても、機能はさまざまであり、必要な機能は企業およびサイトごとで異なります。求める機能が備わっているかどうかは、ツールを選択するのに重視すべきポイントです。
顧客の行動履歴に合わせたページを表示する「ターゲティング機能」が必要か、複数のページを比較するのに用いられる「ABテスト」を行うのかなど、あらゆる観点から機能を精査することが重要です。
ターゲティング機能には、ABテスト以外にも行動ターゲティングやエリアターゲティングなど、比較対象によって様々な手法があるため、用途によって機能を選択しましょう。同時に、データの分析能力やデザインの変更可能範囲もチェックする必要があります。
ツールの導入後、どのような効果を得たいのかという点を明確にしておくことも重要です。目的が定まると、それに向けてとるべき行動が見えてくるでしょう。
また、既に自社で導入しているツールと連携できる、LPOツールを導入するとより便利です。システムを自社で自由にカスタマイズできることも、ツールを選択する際のポイントとなります。
2.費用対効果が得られるか
LPOツールの最終的な導入目的は、コンバージョン率の改善などです。ツールの導入によって費用対効果が得られるかを検証する必要があります。導入費用よりも、上がる収益の額が多ければ、導入する価値がありますが、そうでなければ導入を見送った方が無難でしょう。
費用を見極める際には、料金体系の確認も欠かせません。料金体系は、月額固定料金・クリック数従量制・初回導入費用のみなど、バリエーションが豊富です。
それぞれにメリットやデメリットがありますが、どのプランが合っているのか自社では判断がつけにくいものです。
自社の状況や運用方法に適したツールを選ぶには、ツールの見積もりや相談に応じてくれる企業を選ぶと、安心して利用できます。
3.サポートが充実しているか
LPOツールは、導入してから効果が出るまで時間がかかり、継続して使用する必要があります。このため、ツールの運営会社からサポートを受ける必要性も生じます。
操作方法が分からなくなったりトラブルが起こったりしたときに、運営会社の適切なサポートが受けられるかどうかも、ツールを選ぶ際の選択材料となるのです。
特に、困ったときにすぐ問い合わせができるカスタマーサポートが充実しているツールであれば、LPOやデジタルマーケティングに精通した人材が社内にいなくとも、安心して運用できます。
社内においても、長期的にLPOの効果を見極められるよう、専任の担当者を配置することが望ましいとされています。運営会社との信頼関係を築くきっかけにもなるでしょう。
LPOツールを使った改善3つのポイント
売上を伸ばすための優れたLPには、条件が無数にあります。最低でもこれだけは押さえておきたいポイントを、3つ紹介します。
1.ファーストビューに3つの要素を取り入れる
CV(コンバージョン)率が高いLPには、キャッチコピー・写真・申し込みボタンの3つが必須です。見た目のおしゃれなデザインよりも、王道の3つを入れ込む方が、集客率が高まります。
商品の良さをアピールするよりも、商品を使うことでユーザーが得られるメリットが分かる項目や、購入および問い合わせができるボタンを盛り込みましょう。顧客がファーストビューを見る時間は、長くとも5秒程度とされているため、この短時間で顧客にアピールすることが重要です。
2.CVにつながるボタンの位置を最適化する
CVにつなげるためのボタンは、LPの上中下の3か所に設置すると効果的です。それぞれの場所に設置するのには、理由があります。
上は、訪問者が見る確率が高く、クリックしてもらえる可能性が高いためです。中央は、情報量が最も多いことから、クリックへと誘導しやすくなります。下は、最後までページを呼んだ訪問者がすぐにクリックできるよう設置します。
CVにつながるボタンは、パッと見て分かりやすいよう位置を明確にし、「資料請求」「無料体験申込」などのボタンがある箇所を強調しましょう。ボタンの位置が分かりにくいと、離脱につながりやすくなってしまうためです。
できれば、ボタンを追尾できるフローティングボタンを設置すると、どの箇所からでもクリックしやすくなります。また、スマートフォンからも見やすい構成を意識することで、CV率をさらに上げられるサイトに近づけます。
3.露骨なアピールは避ける
LPの冒頭で必要以上な商品アピールがあると、離脱されやすくなってしまいます。この事態を避けるには、まず問題提起を行い、訪問者の悩みや心情を確認します。
そして、解説策を提示する際に商品をさりげなくアピールする流れが良いでしょう。この流れで進めると、購入意欲に結びつきやすくなります。
サイト全体の構成を検討すると、購入に対するモチベーションも高まります。それまで興味や関心のなかった訪問者を引きつけるのに重点をおき、購入につながる確率を上げていきましょう。
まとめ
LPOツールの選び方次第で、売上が大幅に左右されるほか、商品の認知度を格段に上げる効果が期待できます。ここで紹介した内容を参考にしていただき、訪問者の心情に寄り添ったサイトを構築しましょう。