DSP広告の必要性
DSPとは、「Demand-Side Platform」を略した用語です。ディスプレイ広告のひとつであり、広告の費用対効果を高め、広告主の収益を最大限に伸ばすためのサービスを指します。
DSPでは、ユーザーの属性および関心・興味など、複数の情報に合わせて最適なターゲットに向けて広告を配信できます。そして、広告枠の買い付けから配信にいたる一連の流れを、自動で行うものです。
これにより、インターネット上に蓄積されている幅広い情報データが管理できるようになります。
DSP広告の特徴は、ターゲットを絞っていることで潜在層にアプローチができ、消費者に行動意欲を促すことが期待できます。
これにより、BtoCが対象となる健康食品や化粧品など、比較的単価が低い商品の販売に適しています。
さらに、長い検討期間が必要となる高単価の商品(自動車、不動産など)にも効果を発揮します。その一方で、水漏れなど緊急性が高いサービスは、DSP広告は向いていません。
人々の生活にインターネットが欠かせない現代で、インターネットビジネスも成長を続けています。その中で、DSP広告は精密なターゲティングができるため、需要が増えているのです。
DSP広告の費用相場は?
DSP広告の料金体系は、2種類に分かれています。それぞれの課金方法や費用相場を解説します。
CPC(Cost per click)課金
閲覧したユーザーが広告をクリックするごとに課金される方式であり、クリック率が低いと広告主がお得に使えるのが特徴です。費用対効果が明確であり、広告が表示されるのみでは費用がかからず、ユーザーがクリックして次のページに移動した時点で初めて広告費がかかります。
費用相場は、1クリックあたり50円から100円程度と言われています。商品やサービスの販売を目的とした広告や、検索結果に連動されるリスティング広告などに向いているメリットがあります。
その反面、クリック率が上がると費用が高くなったり、競合が多いキーワードを用いても費用がかかったりしてしまいます。さらに、広告の内容によっては数を増やすのが困難になることもデメリットです。
CPM(Cost Per Mille)課金
CPC課金と対照的に、広告が1,000回表示されるごとに課金されるインプレッション方式です。DSP広告の主流であり、クリック率が高いとお得に使えます。一定料金であるため、予算管理がしやすいメリットがあります。
費用相場は、広告の1,000回表示ごとに100円から500円程度です。多くの人の目に触れる目的を持つブランディング広告の出稿に適しています。
CPM課金は、クリック率ではなく表示回数で費用が決まるため、クリック率が低くとも費用がかかり、費用対効果が分かりにくいデメリットも持ちます。どちらを採用するか、自社の商品やサービスと照らし合わせて検討することが大切です。
このほかに、表示時間単位で課金されるGTSという方式もあります。どの課金方法が合っているのか、検討してみると良いでしょう。
DSP広告のサービス選びのポイント
DSP広告を提供するサービスは数多くありますが、サービスによって内容は異なります。自社に合ったサービスを選ぶには、広告を配信する目的を明確にすることが大切です。具体的に、どのようなポイントに気を付けて選ぶと良いのでしょうか。
配信デバイスを確認する
DSPサービスによっては、PCのみ、もしくはスマートフォンのみなど、利用できるデバイスが限られているものがあります。また、どちらに対応していても、PCとスマートフォンのいずれかに適した傾向が見られる場合もあります。
広告を見てもらいたいユーザーや、商品の内容、広告の訴求内容などが、PCとスマートフォンのどちらに合っているかを見極めないと、せっかく広告を出しても効果が上がらなくなってしまいます。
商品内容と合わせて、ユーザーの閲覧状況なども考慮しながら、PCとスマートフォンのどちらを配信デバイスの中心としたいのか検討しておきましょう。
連携先のSSPを確認する
SSPとは、広告の収益最大化を支援してくれるツールです。DSPサービスを利用する際には、SSPとの連携が大きなポイントとなります。
連携するSSPによって、目指したいターゲットにアプローチできなくなってしまうことがあります。例えば、女性向けの商材であるにもかかわらず、男性向けのメディアのみと連携しているなどというケースです。
連携先のSSPが、ターゲットに合っているかどうかに加え、特定のメディアへ出稿希望であれば、希望が実現できるかも確認しておく必要があります。
ターゲティング条件を確認する
ターゲティングとする条件は、性別や年齢などの基本条件は同じであっても、サービスごとに細かい条件が異なります。職種・年収・天気・地域・言語などを絞り込むことで、ターゲットにより近づく広告が出せるようになります。
広告の出稿を希望する範囲を、どこまで詳細に指定するかも、綿密な検討が必要です。
ターゲティング条件とともに、配信目的も明確にすることが求められます。ブランドを広めたいのか、販売目的なのかによって、利用するサービスが異なるためです。
販売目的の場合は、主な集客媒体をECと店舗のどちらにするかによっても、選択するDSPが変わってきます。目的に合ったサービスを選びましょう。
まとめ
DSP広告の効果を最大限に発揮し、自社の商品を広くアピールするには、適切なサービスを利用することが近道です。できるだけ費用を抑えつつ、利益を上げていくために、今回紹介した内容をぜひ参考にしていただければ幸いです。