インターネット上でマーケティング戦略を実行するための手段として、SEOやリスティング広告があります。
それぞれに効果的な運用方法が異なるため、違いを理解したうえで検索結果からの流入数を増やす手段を使い分けていくことが必要になります。
では、SEOとリスティング広告は、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、SEOとリスティング広告の違いやそれぞれの特徴、おすすめの活用方法について紹介します。
SEOとリスティング広告の定義
SEOとリスティング広告の違いを理解するためには、それぞれがどのような仕組みで何を目的に運用されているものなのかを知ることが大切です。
ここでは、SEOとリスティング広告の概要について解説します。
SEOとは
SEOとは、Googleなどの検索エンジンでサイトが上位表示するように改善を行う施策のことです。
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字から、一般的にはSEOと呼ばれています。
SEOで検索上位に入れば、自社の商品やサービス、企業そのものに対する認知度が高まるため、マーケティングにおける新たな顧客獲得手段のひとつといえます。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、クリック型課金で掲載する広告のことであり、検索結果の上部に掲載されます。
1クリックごとに課金される仕組みで、広告料を支払うことでユーザーの目に留まりやすい位置に広告を掲載することが可能です。
ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されることから、検索連動型広告(検索広告)とも呼ばれています。
リスティング広告のメリットについて知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひご参考ください。
【リスティング広告】6つのメリットと4つのデメリットを紹介!
SEOとリスティング広告の違い
SEOやリスティング広告は、どちらも見込み顧客の開拓や新規顧客獲得などのために利用されるものです。ここからは、SEOとリスティング広告の具体的な違いについて解説します。
クリック率の違い
SEOとリスティング広告の違いのひとつは、クリック率です。SEOの場合、検索結果の上位に表示されるようになるほどクリック率は高くなる傾向にあります。
一方で、リスティング広告はクリック率が低いため、ユーザーの目に留まる機会はSEOの方が高いといえるでしょう。
ただし、SEOのクリック率が高いのは、検索で上位表示される記事です。
そのため、検索上位10位以下になるようなケースでは、クリック率がリスティング広告を下回る場合もあります。
即効性の違い
SEOとリスティング広告は、効果が出るまでにかかる時間にも違いがあります。
SEOの場合、検索リストが更新されるまでは検索結果の順位に変動がないため、即効性はありません。つまり、効果が表れるまでに時間を要するのがSEOです。
一方で、リスティング広告は即効性が高く、広告審査に通ればすぐに検索結果に表示されるようになります。
キーワードや入札額を入力すればすぐに広告が表示されるため、SEOと比べると即効性が高いといえるでしょう。
コントロール性の違い
SEOとリスティング広告には、コントロール性にも違いがあります。
リスティング広告は、ペルソナ設定やキーワードの選定、検索したユーザーに適切な広告であるように品質スコアを向上させるなど、比較的自由度が高く制御しやすいものです。
しかし、SEOにはリスティング広告のように細かく設定をすることができず「こうすれば必ず検索上位に表示されるようになる」という明確なルールもありません。
そのため、リスティング広告と比べるとSEOの自由度は低く、制御しにくい傾向にあります。
費用の違い
費用の面でも、SEOとリスティング広告で違いがあります。SEOは基本的に、掲載するにあたって料金は発生しません。
検索上位に表示順位を上げることがSEOにおいて重要になるため、適宜リライトや最新の情報へ更新する作業が必要になります。そのため、ページを管理する人件費などは必要です。
一方で、リスティング広告は「クリック課金制」で掲載料金が発生します。自分で金額を決めることはできますが、最低金額はオークション形式で決定するため注意しなければなりません。
一定の金額に設定しなければ表示されないこともあるので、リスティング広告を掲載するための予算を確保する必要があります。
SEOとリスティング、結局どちらの方が効果は高い?
SEOとリスティング広告は、それぞれの特徴や仕組みを理解したうえで、目的に合わせて使い分けることにより成果が得られる可能性が高くなります。
状況や場面、戦略、目的によって、効果が高くなる方法が異なることを意識しておくと良いでしょう。
ここからは、SEOとリスティング広告それぞれの効果を引き出すための目的に合わせた運用方法について紹介します。
中長期で継続的に集客を目指すならSEO
中長期で継続的な集客を目指すのであれば、SEOの運用が適しています。即効性はないものの、中長期的なコンバージョン率(顧客獲得や資料請求などの目的達成率)獲得に効果的です。
SEOの強みであるクリック率の高さから、一度検索上位表示されるようになれば高い効果を発揮します。
SEOの効果を得るには、検索したユーザーに対して良質的なコンテンツを提供することが重要であり、安定した成果を得るためには定期的な改善も必要です。
運用方法などを含め、戦略的に自社のマーケティングに取り入れる必要があります。
短期的な集客を目的とするならリスティング広告
短期的な集客を目的に、即効性の高い方法を選択するのであればリスティング広告が適しています。
期間限定や繁忙期に合わせた集客などの場合には、リスティング広告の方が素早く効果を発揮するでしょう。
数か月前からGoogleやyahooといった検索エンジンのベストプラクティスを進めてきたとしても、コントロールのできないSEOにおいては必ずしも上位表示されるとは限りません。
そのため、即効性が高くコントロールしやすいリスティング広告の方が、短期的な集客を行うのに効果的です。
SEOとリスティング広告は、どちらの方が優れていると断定できるものではありません。状況や目的だけでなく、運用方法によっても結果が左右されるためです。
目的に合わせた使い分けを意識することはもちろん、どのように運用すれば効果を引き出せるかを戦略的に構築していく必要があります。
SEOとリスティング広告、どちらも併用してみるのがおすすめ!
SEOとリスティング広告は、それぞれに効果を発揮する場面が異なります。そのため、どちらも併用して運用することで、短期的、中長期的の両方で効果を得られるようになるでしょう。
もし、SEOとリスティング広告のどちらも運用するのであれば、リスティング広告からはじめてSEOにも着手する流れがおすすめです。
リスティング広告は、SEOと比べて短期間で着手しやすく即効性もあります。リスティング広告を先に運用しはじめたのち、リスティング広告の配信結果を分析し、SEOの戦略を練る際に活用すると良いでしょう。
ただし、SEOは中長期的に運用し続けないと効果が得られません。そのため、SEOで成果が出るまでの期間はリスティング広告で成果を上げていくなど、双方の利点を活用した運用方法を検討することが大切です。
SEOやリスティング広告の運用成果がうまく得られないという場合には、マーケティングを専門的に行っている企業に依頼する方法もあります。状況に応じて、外部委託も検討してみると良いでしょう。
まとめ
SEOとリスティング広告は、それぞれに効果を発揮する場面が異なります。そのため、まずは違いを理解したうえで目的に合わせた運用方法を検討し、マーケティング全体の方向性に応じた戦略を組み立てましょう。
リスティング広告は、中長期的に運用すると広告費用が負担となるため、SEOと組み合わせた運用もおすすめです。
運用しながら効果測定を行い、内容の更新や運用方法の見直しを行いながら、コンバージョン率獲得につなげていきましょう。