Web広告やマーケティングに携わる部門では、バナー広告の作成を担当する機会が多くあります。しかしこれまでにバナー広告を作成したことがない場合、どのように作成すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、バナー広告の作り方から制作時に使用するツールなどを解説していきます。またバナー広告を制作する際の注意点もお伝えしますので、はじめてバナー広告を作る際はぜひ参考にしてみてください。
【手順】バナー広告の作り方
まずはバナー広告の作り方の手順を紹介します。バナー広告を制作するとき、はじめにデザインをどうするか考える方も多いのですが、その前に決めなければならない項目があります。
以下の手順に沿って進めていくとターゲットの関心を引くバナー広告を作れますので、ぜひ試してみてください。
ターゲットを決める
まず、バナー広告を見てほしいターゲットを決定しましょう。なぜなら、ターゲットによって訴求方法が変わるからです。
たとえば、20代女性をターゲットにした場合と50代男性をターゲットにした場合では、広告のデザインやキャッチコピーがまったく変わってきます。
ターゲットを決める際は、年代や性別といった曖昧なものではなく、職業、家族構成、年収、趣味、価値観など、より具体的なペルソナを設定するのがおすすめです。
バナーの要素を洗い出す
次に、バナーの要素を洗い出します。バナーの要素とは、バナー広告を構成するさまざまなパーツのことです。バナーの要素には、広告のサイズ、写真、イラスト、キャッチコピー、サブキャッチなどがあります。
広告のサイズは、出稿先によってあらかじめ決まっている場合もありますが、自社サイトに掲載する場合はサイズや掲載場所を自由に決めることが可能です。
広告のサイズが決まったら、広告に含めたい要素をすべて洗い出していきます。ターゲットに訴求するために、どのようなパーツが必要かを考えていきましょう。
キャッチコピーを決める
バナーの要素が決まったら、キャッチコピーを決めましょう。すでにキャッチコピーが決まっているなら問題ありませんが、キャッチコピーが決まっていない場合は、次の工程でレイアウトが決められなくなるため、早めに決めるようにしましょう。
バナー広告の役割はターゲットとなるユーザーにクリックしてもらうことです。そのためキャッチコピーは、ユーザーの興味をそそる内容にすることが重要といえます。
ユーザーが広告を見た瞬間に、商品のメリットを理解でき、もっと知りたいと思ってもらえるようなキャッチコピーを目指しましょう。
レイアウトを決める
バナーの要素とキャッチコピーがそろったら、広告内にどのように収めるかレイアウトを決めましょう。
レイアウトはPCで行っても良いですが、手書きの方が修正もしやすいためおすすめです。また最初から作り込まず、いくつかのパターンを作成して社内メンバーで意見を出し合ってみるのも良いでしょう。
ある程度レイアウトが決まったら、ラフをモノクロで描いていきます。ラフをモノクロで描く理由は、この時点で色を考えてしまうと、レイアウトがおろそかになりやすいからです。
デザインを決める
レイアウトが完成したら、最後にデザインを決めていきます。広告がターゲットとなるユーザーの心に刺さるように、文字のフォントや字間の調整、配色などを丁寧に考えていきましょう。
配色は使用する写真やイラスト、ブランドイメージによって決まることが多いですが、なかなか決められない場合は、広告をクリックした先のランディングページの配色に合わせると決めやすいかもしれません。
バナー広告の制作ツール4選
バナー広告を制作するためのツールはさまざまありますが、はじめてバナー広告を作る際は、どのツールを使えば良いのでしょうか。ここでは、バナー広告の制作におすすめのツールを4つ紹介します。
Photoshop
Photoshopはラスタ画像方式を採用しており、画像は点によって構成されています。そのため、画像を拡大するとぼやけてしまうのが難点といえるでしょう。
ただし、手書き風の質感を出したいときや、細かなグラフィックを加工したいときにはPhotoshopがおすすめです。
Illustrator
Illustratorはベクタ画像方式を採用しており、画像は数値やコードによって表現されます。そのため、画像を拡大しても荒れることはないでしょう。またサイズの大きい画像を使用してもファイル容量がほとんど変わらないため、大きな画像を使用する場合はIllustratorが適しています。
そのほかには、企業やブランドのロゴマークなどの正確性を求められるデザインを配置するときも、Illustratorが向いているといえるでしょう。
ただし、PhotoshopやIllustratorは操作に専門的なスキルを必要とするため、はじめてバナー広告を作成する場合は、次に紹介するPowerPointやテンプレート活用ツールなどが使いやすいかもしれません。
PowerPoint
PowerPointはプレゼンテーションの資料を作成するツールですが、バナー広告を作ることも可能です。PhotoshopやIllustratorを使いこなせないときや、デザイナーにバナー広告の制作を依頼できないときは、PowerPointで作成してみましょう。
バナー広告を作ったことがない方でも、近接、整列、反復、コントラストといったデザインの基本を押さえておけば、PowerPointでバナー広告を作成できます。
テンプレート活用ツール
PowerPointを使ったことがない方やデザインセンスに自信がない方には、テンプレート活用ツールがおすすめです。
テンプレート活用ツールにはバナー広告に使えるテンプレートが多数用意されているので、テキストや画像を差し替えるだけで本格的なバナー広告を作成できます。
無料で使用できるテンプレートも多いため、デザイナーに発注する予算が確保できないときや、一からデザインを考える時間がなかったりするときには、テンプレート活用ツールが適しているといえるでしょう。
バナー広告を制作する際の注意点
バナー広告を制作する際は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
写真と文字の組み合わせ
コントラストが弱いと、字が目立たなくなりメッセージが伝わりにくくなります。視覚的に訴える力を強くするためには、デザインの一部を際立たせるなどの工夫をしましょう。また、使用する写真の印象が強くなりすぎないように気をつけることも大切です。
写真と文字の組み合わせが悪い
バナー広告では、使用する写真によって大きくイメージが変わってきます。写真を選ぶ際は、文字との組み合わせに注意しましょう。また文字だけでなく、フォントとの相性もありますので、混乱を与えてしまうような組み合わせは避けた方が無難です。
スペースのゆとりがない
見やすい広告には、デザインの中にゆとりを感じられる余白があります。しかし、余白のバランスは初心者には難しいため、内容を詰め込みすぎないように気をつけるだけでも見やすいバナー広告に近づけるでしょう。
写真の画質が酷い
画質の酷い写真を使用すると、広告を掲載したときに画像の荒さが目立ってしまいます。バナー広告に使用する写真は、解像度の高いものを選ぶようにしましょう。SNSやWeb上から保存したような小さな画像は解像度が低いため、バナー広告に向いていませんので、注意してください。
まとめ
今回は、初心者の方向けにバナー広告の作り方から制作時に使用するツールなどを紹介してきました。バナー広告を作成する際は、ターゲットとなるユーザーを詳細に設定し、ユーザーの興味や関心をそそるようなキャッチコピーやデザインを考えることが重要です。
またバナー広告を作成する際は、使いやすいツールを選択しましょう。予算や時間が限られている場合は、テンプレート活用ツールがおすすめです。