LPを制作する際に必ず考えることになるのがページの長さです。情報が少ないなら短いLPを、多いなら長いLPを作れば良いと考える人もいるかもしれませんが、そう簡単な話ではありません。
ここではさまざまなケースを取り上げながら最適なLPの長さを解説します。LPの最適な長さを決めるときにすべきこと、制作するときのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
最適なLPの長さは商材の特徴によって異なる
LPの長さに明確な決まりはありません。しかし、紹介する商材ごとにある程度推奨される長さの基準が決まっています。ここでは、どんな商材や情報ならLPは短いほうが良いのか、長いほうが良いのかを解説します。
商材単価による違い
ここでは、商材単価によって最適なLPの長さを解説します。
単価が低い商材は短いLPに向いている
単価が安い商材を紹介するLPは、短めが良いとされています。商材の例としてはゲームやソフトウェア、トライアル商品などです。
単価が安いということは、たとえ購入後に満足できなかったとしても痛手が小さく済みます。安いから買ってみよう、試しに買ってみても良いかと軽い気持ちで購入しやすくなります。
申し込みのハードルが低いため、LPの内容も端的なものが好まれるわけです。
単価が高い商材は長いLPに向いている
エステや脱毛サロン、投資用商材などの商材は一般的に単価が高くなる傾向にあります。これらの商材には長いLPが最適です。
高額な買い物をする際、多くの人は躊躇します。買って満足できなかったときのショックやコストパフォーマンスが大きいため、なかなか即決はできません。
購入のハードルが高い商材を購入してもらうためには、ユーザーに納得感を与え、商材の良さをアピールするコンテンツが必要になります。わかりやすく具体的な情報をまとめ、ユーザーを説得するLPを作りましょう。
商材の信頼性による違い
ここでは、信頼性の高さ、低さから見る最適なLPの長さを紹介します。商材の信頼性もLPの内容や長さに大きく影響する要素です。
信頼性が高い商材は短いLPに向いている
一般的に信頼性が高い商材も申し込みのハードルが低いため、短いLPが最適とされています。商材の例としては医療系や行政関連、チャリティーなどに関する商材です。
公共性の高い商材、もしくは世間的に広く知られているブランドであれば、それだけで信頼性があるものと見なされ、ユーザーからの信用を容易に得ることができます。
商材のアピールに加えて、申し込みによりユーザーがさらなるメリットを得られるようなキャンペーンや特典をつければ、よりCV率を上げることもできるでしょう。
信頼性を確保しにくい商材は長いLPに向いている
信頼性を確保しにくい商材として、セミナーや情報商材などが挙げられます。
たとえば、ユーザーがある知識を得たいと思い、役に立ちそうなセミナーのLPにたどり着いたとします。LPには情報が少なく、初めて名前を聞く講師が「このセミナーに出れば必ず知識が身につきます」と断言していても、申し込む可能性は低いでしょう。
あまり世間では知られていないブランドや企業名だと、根拠や証拠が乏しく、怪しいと思われる可能性が高いです。セミナーや情報商材の申し込みを促すLPでは、ユーザーの警戒心を解き、不安を払拭するための説明文やQAが必要になります。
その上で、セミナーや情報商材の詳細を紹介していくことになるため、長いLPにするのが適切でしょう。
認知度による違い
商材の認知度から見る最適なLPの長さを解説します。
認知度が高い商材と低い商材、どちらがより申し込みハードルが低いかを想像しながら考えてみましょう。
認知度が高い商材は短いLPに向いている
誰もが知るメーカーの自動車、有名企業の飲食品などは認知度が高い商材です。これらのLPは短いほうが好まれるでしょう。
認知度が高い商材はユーザーにとって見慣れたものであり、申し込むのに躊躇しにくい商材です。
すでにネームバリューがあるため、LPで概要を長々と説明するのは、かえって回りくどい印象を与えてしまいます。概要はできるだけシンプルにまとめ、商品やサービスを意識したデザインを重視したLPにすると良いでしょう。
認知度が低い商材は長いLPに向いている
あまり聞き慣れないブランドの化粧品やサプリメントには、手を出しにくいと考える人が多いのではないでしょうか。これらの商材には長いLPが向いています。
初めて見る商品やサービスに対し、ユーザーは警戒しやすいものです。特に化粧品やサプリメントは体に影響を及ぼすものであり、慎重に検討する傾向が強いでしょう。
認知度が低い商材は、信頼性を確保しにくい商材と同様にLPでユーザーの警戒心を解かなければなりません。
LPでは商材を使用することで得られる効果を数値で示したり、実際に使用した人の口コミを並べたりして実績や根拠を多く掲載するのがおすすめです。より多くの実績や根拠を詰め込むほどLPは長くなっていくでしょう。
【長さ別】LP制作のポイント
LPは長さによって制作時に意識すべきことが異なります。長さ別の制作のポイントを紹介します。
長いLPを制作するときのポイント
長いLPには多くの情報が詰まっています。制作にあたっては、ユーザーの目を飽きさせないように工夫することがとても重要です。
テキストのみのLPでは、ユーザーが流し読みしてしまい、肝心な情報も流れてしまいます。目を引くデザインやコピーを盛り込みつつ、必要な情報にしっかり目がいくよう配慮しましょう。
また、コンバージョンボタンの配置場所にも検討が必要です。たとえばLPの中でもっとも説得力がある部分や、納得感が得られる部分のすぐ下にコンバージョンボタンがあれば、ユーザーの購買行動を刺激するでしょう。
長いLPは、短いLPよりも制作が難しいとされています。冗長的になるのを避け、商材の魅力が伝わり、ユーザーをスムーズに申し込みへ誘導できるよう、コンテンツの構成を意識しましょう。
短いLPを制作するポイント
短いLPは、シンプルにまとめるよう心がけることが重要です。文字数はできるだけ少なく、しっかり読まれることを最優先に装飾にもこだわりましょう。
画像は大きくインパクトのあるものを選び、コンバージョンボタンも目立つところへ配置します。ユーザーの視線に入りやすく、自然とコンバージョンボタンへ手が伸びるような形が理想的です。
なお、コンバージョン率の高いLPを制作するためには適切な導線が必要になります。LPの導線づくりのポイントについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
LPの最適な長さはABテストで判断しよう
LPの制作にあたり、最適な長さがわからないときはABテストで判断すると良いでしょう。ABテストとは2つの仮説を用いて検証を行うテストで、どちらがより効果的かを判断したいときに役立ちます。
LPでABテストを行う場合、すべての情報を盛り込んだ長いLPと、抜粋した情報のみまとめた短いLPを用意しましょう。あとは期間を決めてそれぞれのコンバージョン率を検証し、より良い結果を出したLPを採用するのがテスト全体の流れです。
ABテストは、LPに掲載する情報を吟味したいときにも活用できます。2パターンの情報、キャッチコピー、デザインなどさまざまな要素でABテストを試しながら、もっとも効果的なLP制作に役立つ要素を集めていきましょう。
まとめ
LPの長さに明確な決まりや基準はありませんが、紹介する商材によって最適な長さは異なります。LPの長さは、自社でどのような商品やサービスを紹介したいかによって決めましょう。
長いLPは冗長的にならないよう注意し、短いLPはシンプルさを心がけることが大切です。ABテストで効果を測りながら、より高いコンバージョン率をはじき出せるLP制作を目指しましょう。