株式会社エーアイ様
お互いのビジネスを理解し合った最高のパートナー信頼がそのまま成果に
株式会社エーアイ
管理グループ 総務チーム 藤本ゆい様
聞き手:
株式会社五箱
小田小太郎
まずはエーアイ様のサービス内容をお聞かせください。
藤本(エーアイ)
文字情報を機械的に音声にする、音声合成エンジンの研究・製品開発・提供を行っています。
導入事例を挙げますと、防災行政無線がわかりやすいですね。自治体のスピーカーから出てくる音声を作ります。もともとは各自治体の担当者さんがリアルタイムで放送されていましたが、「一定のスピードと声量で聴きやすいように話す」というのは、訓練されていないと案外難しです。また、予め音声合成で放送内容を制作しておき、災害時には自動放送をおこなうことで担当者の安全確保にも繋がります。
そういったインフラ的な場所での導入が進んでいます。他には、ロボットの声、バーチャルキャラクターの声、電話自動応答音声などにも使われています。
基本的には弊社で用意している合成音声の話者を提供しておりますが、お客様によっては特定の声優さんなどが決まっている場合もありますので、そういった時は、お客様がアサインされた声優さんなり俳優さんなりの声を録音させていただくこともあります。
最近ではオンライン教育での活用も増えているとか。
藤本(エーアイ)
そうですね。もともと教育現場や社内研修など、eラーニングコンテンツのナレーション制作としての活用は大きな柱だったのですが、新型コロナウィルス感染症(COVID -19)の流行に伴い、2020年3月〜4月にかけて問い合わせが急激に増加しました。
長期に渡って安定的に成果を出してくれる。
広告運用にあたり、五箱を知ったきっかけを教えてください。
藤本(エーアイ)
弊社と五箱さんのおつきあいは2014年からになります。何年も前の話なので前任者から聞きましたが、他社の方からご紹介いただきました。最初は自社サイトをリニューアルするタイミングで、Web制作と広告運用を一括でお願いできるいい代理店さんがあればいいな…と考えていたそうです。そんな中で制作ができてリスティング広告も得意だということでご紹介していただきました。その際は、「すごく小回りがきく」「顧客満足度が異様に高い」と、大絶賛だったと聞いています。
ありがたいことです。実際にその通りだったと感じでもらえていたらいいのですが。
藤本(エーアイ)
はい。広告会社さんとのお取引で6年、7年というのは長いほうではないかと思うのですが、続けさせていただいている理由は、やはり安定的に成果を出してくださっているのが一番大きいです。現在担当している私から見ても、信頼度はすごく高いと感じています。
「これではコンバージョンは取れない」。時にはシビアな意見も。
ありがとうございます。具体的に、印象に残っているエピソードなどはありますか?
藤本(エーアイ)
担当者さんの対応がすごく良いです。予算が決まっている中で、例えば「今月はセーブしましょう」など、状況を見て適切に予算配分を考えてくれ、さらに定期的に新しい提案もあり、弊社の利益を最大限に考えてくださっているのを感じます。
昨年は弊社の商品がTVで放映されまして、社内でCM用動画を製作したのですが、それを動画広告として使いたいと五箱さんに相談したところ、「今は動画広告より先にやるべきことがあります」とバッサリ斬られました(笑)。
まだまだ検索広告やディスプレイ広告でやれることがありましたので。
藤本(エーアイ)
「使えませんか…?」「いや、使えるけどコンバージョンは取れないと思います」って(笑)。時にはそうやってシビアな判断をしてくださるのが、信頼できるところだと思っています。出来は良かったのですけどね……動画。
はい。出来は良かったです(笑)。ただ広告の目的を考えると、先にやるべき施策がありますとお話したのですよね。
藤本(エーアイ)
五箱さんのほうが現実的に考えてくださっているなあ、と思いました。
ちょうど御社の年間目標を立てるタイミングで。前期より高い目標になるのは分かっていたので、達成できるように広告予算を有効に活用したかったのです。ちょっと出しゃばり過ぎかな?と思いながらも……内心ヒヤヒヤしながら止めさせていただきました(笑)。
藤本(エーアイ)
五箱さんはただの取引先ではなく、弊社における広告運用のメンバーのような位置づけで考えています。五箱さんの中でサイト制作の方と広告運用の方の連携が取れていることもとても助かっています。サイトを少し改善したことを広告運用の方に伝えないと…と思っていると、自然に共有されていたりしていますから。本当に動きがきめ細かいので、こちらも社内調整がしやすくなります。
年々上がり続ける目標設定。1.5倍の目標にもコミットしてくれた。
「小回りがきく」とお褒めいただけるのは、やはりエーアイさんが五箱をパートナーとして認めてくださっていて、年間目標やその他の計画を最初に提示してくれているからですよ。我々としても課題が明確なので提案しやすいですし、すごくサポートしやすいです。
藤本(エーアイ)
私が担当するようになってから2年ほどなのですが、もともと目標が高めの設定で。弊社の当時の状況と成長率などを鑑みてもすごく高い目標設定だったので、「無理だ…」と毎日震えながら過ごしていたのですが、2018年、2019年と達成して。目標は今や2年前の1.5倍になったのですが、毎回コミットしてくれているので。
今期はコロナ禍で導入数が上がったという偶発的な側面もあるので、来期はどうなるか未知数ですよね。
藤本(エーアイ)
そうですね。目標が上がるのか、少し現状維持になるのか。弊社の製品は同業他社の中での認知度は高いと思いますが、まだまだ知られていない業界もあります。「新しい生活様式」が終焉すれば音声合成エンジンへの問い合わせは頭打ちになるかもしれないですし、このまま各企業のオンライン事業が伸び続ければ弊社への問い合わせも増えるのかもしれない。やるべき施策はまだまだあるはずで今まで以上に先が見えない現状の中で、一緒に立ち向かっていってもらえたらいいなと思っています。
ご期待に応えられるよう誠意を尽くしていきたいです。ありがとうございました。
(インタビュー:2020年9月)